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プロとしての負け方

 今年の全仏男子決勝は、ジョコビッチにとってさぞかし屈辱的だったに違いない。ほぼワンサイドで負けたのだから。3セット目は巻き返したように見えたが、あれはナダルがペースを落としたからで、5セットマッチにはよくある事だ。それまでのジョコビッチがとても苦労していたポイントやゲームが、あっさり取れるようになったのはおかしな感じがしただろう。大事な勝負所は絶対に取りにいくナダルでも、そうでないセットではメリハリをつけて無理はしない。2004年の決勝でストレート勝ちを狙ったコリアが、その肝心な3セット目を取り損ねたおかげでガウディオに負けた典型的な例もある。ましてや相手が、グランドスラム大会で3タテをくらっているジョコビッチならば当然で、リスクを避けた上での完璧な優勝だといえる。そういえば、2008年のウインブルドンで初優勝した時も同じような展開だった。ファンも関係者も名勝負と絶賛した試合だが、その時はそう思わなかった。確かに2セットダウンからのフェデラーの頑張りはとても感動的なプロセスだったが、それは将棋でよく言われる「形づくり」(プロ棋士が敗戦濃厚な対局を接戦にまでもってゆくこと。たまに逆転する場合もある)にも見えた。その年のモンテカルロ、ハンブルグ、全仏と短期間にナダルに3連敗したフェデラーの汚名挽回の成せる技か、あるいは自分のブレイクのきっかけとなった(2003年初優勝)ウインブルドンへの思いの強さがそうさせたのかも知れない。だが、タイブレークのないファイナルセットに入った時点で、ナダルのゲームをブレイク出来ないフェデラーに勝ち目はない。表彰式のインタビューで「やれる事は全てやった。」とフェデラーが言ったのは、ある程度負けを覚悟して臨んだ試合だったからだろう。  負けるのは誰だって辛い。4大大会ならなおさらだ。しかし、それでもベストを尽くしたフェデラーの「プロとしての姿勢」が私たちを感動させたと今では思っている。
テニス全般 | 投稿者 オッドマン1号 17:54 | コメント(0)| トラックバック(0)
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