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もっとスッキリさせましょう  テニス中継にまつわるコメント&批評そのほか

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全米オープン健康法

 今朝は珍しく早起きをした。もちろんひさびさの「朝テニ」を見る為なのは言うまでもない。やはりハイビジョンで見るテニスのライブは最高である。これで英語か会場音だけの副音声があればもっといいのだが、元々ケチなWOWOWには期待するだけムダだろう。それはいいとして、自分の好きなスポーツが朝から見られるのは精神的にとてもいい。アメリカの「ザ・テニスチャンネル」と「ESPN2と3」の3チャンネルライブ中継とまではいかないが、日本のタダテレビが無くしてしまった宝物がまだしっかりあることを確認できる。これから2週間は「朝テニ」のおかげでラッキー2ウイークになりそうだ。ただ見るだけで健康になり、(早起きはいろいろな意味で有益である)その上面白いスポーツを見ないのはなんとももったいない。WOWOWももっと沢山の人に見てもらいたいのなら、テニスだけのパック料金を設定しなければダメだ。4大大会の初日から最終日プラス2日(雨による順延の予備日を含める)が見られて年5千円内のGSパックならもっと人気が出るだろう。ペイチャンネルに1番必要なのは状況や視聴者のニーズに合わせた柔軟性だ。もっとテニスファンに気に入ってもらえるように配慮してほしいものである。  一切屋根が無い全米で心配なのは雨ぐらいだが、こればかりは気にしても仕方ない。きっと男子決勝の頃にはテニスファンだけ精神が安定し、健康状態が良好になっているだろう。(寝不足になるデイセッションは録画しておいて後で見よう)魅力いっぱいのテニスは見るだけで幸せになる「アメイジング・スポーツ」なのだ。    
テニス中継 | 投稿者 オッドマン1号 08:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

フロム・ビヨンド

 「ビヨンド」は向こう側の意味だ。向こう側からやって来るのだ。何がやって来るのかと言えば、もちろんゾンビではない。いわずと知れた「全米オープン」である。アメリカのフラッシング・メドーから複数の衛星を経由して今年最後のグランドスラム大会が日本の各家庭のパラボラまでやって来る。中でも一番のお楽しみはナイトセッションだろう。朝8時からテニスのライブが見られるのは幸せである。会社や学校やその他の理由でリアルタイムで見られなくても、レコーダーが1台あれば問題ない。幸せな理由は1つ、「ありふれた日常からの逸脱」だと思う。スポーツ中継の醍醐味は「時間の感覚を忘れる程にそれに没頭すること」にある。いつもなら見飽きたワイド番組しかない時間帯にドドーンとテニスのライブ中継が割って入ってくるのだ。有料のWOWOWをどの位のテニスファンが見ているのかは知らないが、この国のテレビではもはやタブーなことに違いない。「ふふふ、テニスの4大大会も見ないなんてバカですねー。」きっと内心でそう思っているテニスファンも少なくないはずだ。もうこの国のタダテレビには何も期待できない。テニス中継を見る事はいつの間にかマイノリティの「秘められた楽しみ」に変わってしまった。この傾向はしばらくは変わりそうに無い。テニスのメジャー化うんぬんの話はひとまず置いておいて、まずは試合を見よう。自分がテニスを好きなのかが確認できればいい。この国での認知度なんてすっかり忘れることだ。  「貴方はテニスファンですか?」そう聞かれた時に躊躇無く自信をもってこう答えるのだ。「当たり前じゃないですか。テニスより面白くて素晴らしいスポーツなんて他にありませんよ。」ああ、すべてのテニスファンが幸せと思える世の中にきっとなりますように。
テニス中継 | 投稿者 オッドマン1号 01:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

もうひとつの選択

 ロンドンオリンピックが終わった途端、またつまらない日常に引き戻される。いつも通りのガラパゴスどマイナー球技のオンパレードである。(この連日の猛暑の中で、選手はよく熱中症にならないものだ。)4年に1度のスポーツ展覧会では日本のテレビの貧しいスポーツ観を変えるには至らない。たとえメダルを獲得して脚光を浴びても、それは一瞬の出来事の様にすぐに忘れ去られる。4年に1度の条件付きでピックアップされただけで、本質的には何も変わらない。これから先、卓球やバドミントンのテレビ中継が大幅に増える訳でもなく、またメジャー球技扱いされる事もないだろう(推定)。全てはセラビィ(なるようにしかならない)にも思えるが、人間の創った習慣なんていくらでも変えられるはずだ。逆説的だが、頑固なタダテレビに期待するのはやめて、もっとペイチャンネルの内容を充実させてはどうだ。アメリカの「ザ・テニスチャンネル」ぐらいライブが多ければ、テニスファンも納得してお金を払うのに、WOWOWもGAORAも中途半端だから困るのだ。時計一回りのライブを4大大会以外でも見てみたいものである。  タダテレビはやる気なし、ペイチャンネルはケチケチで解決策がないようだが、まだ道はある。BSの「ディーライフ」をご存知だろうか。タダでアメリカのドラマやABCのバラエティー番組を流している。これのテニス版があればいい。小さい大会は録画で、大きな大会のセミとファイナルだけライブで1回やればいい。無理を承知でATPやWTAの偉い人に直接掛け合って、素材(番組)をなるべく安く提供してもらうのだ。この国でテニスがメジャースポーツになる為に、と言えば、向こうも少しは考えてくれるだろう。(個人的な希望だと)正月休みは特別にホップマン杯を毎日ライブで見たい。そう、チャンネル名は「T-LIFE」(ティーライフ)にしよう。現実的にはいろいろ矛盾しているようだが、全てのテニスファンが毎日楽しめるタダの専門チャンネル、それがこの危機的状況のテニス後進国に今すぐ必要なのだ。
テニス中継 | 投稿者 オッドマン1号 16:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

ノーペイン、ノーゲイン

 オリンピックでのテニス競技が終わった。男女の決勝はどちらも一方的になり、つまらなかった。一番のクライマックスが台無しである。シャラポワフェデラーも疲労がピークで試合どころではなかったのだ。特にフェデラーはセミのデルポトロ戦ですでに燃え尽きた感があった。やはり最終セットでタイブレークなしはプロ選手でも酷だと思う。完全決着の為なのは分かるが、いつまでたっても試合が終わらないのでは見ている方も疲れてしまう。テニスがタダのテレビでやらない大きな理由もそれであり、いくら長時間プレイしても内容の伴わない試合は名勝負ではない。単なる時間延ばしのルールは改正するべきだ。それでテニスがつまらなくなるとは思わない。次の日の試合にまで悪影響を及ぼすITFの古臭いルールは、選手はもちろんその試合を見るテニスファンにも百害あって一利なしだと思う。  五輪初のストリーム中継で初日からテニスやバドミントンなどのテレビ被差別競技が見られたのは良かった。だが、PR不足もあって見ていた人の数がせいぜい5万人が最高で、テレビとは比べようもない。錦織の試合がBSでライブだったのはうれしいが、テニスというスポーツへの関心が如実に薄れている事を実感させられた。五輪というビッグイベントをネットで中継してもテレビの影響力には遥かに及ばないのが現実だ。やはりテニス復権の為にはテレビで日常的に取り上げてもらう必要があるだろう。それもタダでだ。  もう今月末には全米オープンが始まる。だが、いまだにセンターコートに屋根はない。もう雨による中断はたくさんだ。少し前にUSTAはCBSと新しい放映権契約をしたはずだ。それに比べれば屋根を造る費用など大した額ではないだろう。上手くいくかどうかはともかく実際に試してみるのがアメリカ人の気質なのに、何故かこればかりは別らしい。
テニス全般 | 投稿者 オッドマン1号 14:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

天才ゆえの悩み

 ロンドン五輪の男子SF「フェデラー対デルポトロ」戦を見た。長い時間(4時間26分)がかかった割に内容はプアーだった。名勝負に思えた人も少なからず居ただろうが、個人的にはその範疇に入っていない。それもそのはず、フェデラーが再三再四のブレイクチャンスを逃し続けたのがこんなマラソンマッチになった要因だからだろう。彼が大事なポイントを取り切れず、モタモタするようになったのは2008年にナダルに4連敗(モンテカルロ、ハンブルグ、全仏、ウインブルドン)した頃からだ。全仏で何度も、ナダルのゲームをあと1ポイントでブレイクできる所まではいくのだが、結局それが取れずに結果、負けることが続いたのがトラウマになったと考えられる。ヒンギス同様、グランドスラム決勝で負ける事は敗者に深刻なダメージを与える。ナンバー1だったフェデラーも例外ではない。その年の優勝回数は激減し、それまで負けたことのなかったような相手(ステパネクやフィッシュ)にも負ける時があった。このナダルからもらった負の遺産が未だに払拭できないでいるフェデラーを見ると、いかにナダルの存在が大きいかが分かる。彼がいない時にしかメジャータイトルを獲れないのもその表れだろう。  「天才型プレイヤーはフィードバックがあまり上手くない」のが私の定説だ。ヒンギスがカムバックした時も、4大大会でキム・クリスタースに勝てずにそのままフェイドアウトしたし、グランドスラムでフェデラーがナダルに負け続けているのも、そもそもそこに原因があると思う。なまじ他人より上手な為に自分の力だけで何とかなる、と考えるのだ。だから他のプレイヤーの研究をあまり重要視しない。自分がやってきた勝ち方にこだわるあまり、変化を受け入れるのに抵抗がある。根本的にナダルに勝てないのは自分のミスが多いせいなのに、ウィナーの数が多ければ大丈夫だとか、格下の相手には多少時間がかかっても最終的には勝てるだろう、という大ざっぱでケアレスな試合が目立つ。それもこれも、彼が長くナンバー1だったがゆえの悪い癖のようなものだ。だが、ジョコビッチが先シーズンにナダルに連勝できたのはしっかりフィードバックしたからで、決して偶然ではない。地味な選手のスキアボーネやストーサーが強くなったのもフィードバックを重ねたからで、違う結果を出すには詳細なフィードバックが絶対に必要である。  もはや今のフェデラーにとって、ナダルの存在は例外なのかも知れない。しかしナダルに勝つには彼自身がフィードバックを意識しなければダメである。「夏休みの宿題」ならぬ「フェデラーの宿題」を、彼は今年も手をつけずに終わるのだろうか。
テニス全般 | 投稿者 オッドマン1号 17:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

二人の世界

 「錦織対フェレール」戦が行われていた同じ時に、ナンバー1コートでこれまで見た事もないような試合を見た。シャラポワがレシツキ相手に1セットダウンから逆転で勝ったのだが、その経過が異様としか言えないような内容だった。まず試合時間が2時間47分、その内訳は1セットが73分、2セットが49分、3セットが45分である。一番時間がかかった1セット目のタイブレークを逆転で失ったシャラポワが負ける(というか、諦める)のは容易に想像できた。他のプレイヤー同様、オリンピックという名のたかがエキシビションである。4大大会に比べればどうでもいいはずだ。しかし、彼女には負けられない理由があった。直近の同じウインブルドンで完敗したレシツキにリベンジする為である。それまでシャラポワに1度も勝てなかったレシツキは、対シャラポワ戦の具体的な戦術を用意していた。相手サーブ時にリターンのタイミングを早める、サーブを確実に入れる、どんなボールの揺さぶりでもとにかく返球するのを徹底する、シャラポワの強烈なウィナーをしゃがみ打ちで切り返すなど、多くの工夫が見られた。だから1セット目を取った時点で、今日の試合も勝利を確信しただろう。だが、シャラポワは諦めなかった。自分に対して自信満々で、負けるはずが無いと思ったレシツキへのプレイヤーとしての意地かも知れないが、誰もが困難だと思ったミッションにあえて挑んだ。レシツキの新戦術に苦しみながら、見ている方が言葉を失うほど(事実、2セット目からは観客もポイントが決まるごとに反応はするものの、大半はシーンとなってしまった。)この試合に勝つことに執着した理由が分からない。(すでに体力、メンタルともにギリギリの所で)もはやメダルやエキシビションだとか、明日の試合ことなど全く忘れてしまったように全力でプレイするシャラポワとレシツキには、プロテニスプレイヤーとしての本能がそうさせたとしか思えないほどの凄みを感じた。まるで「エースをねらえ」のお蝶婦人と岡ひろみの最終対決のような、二人だけにしか分からない世界感の試合が実際のコート上で展開されたのだ。このことに驚かないテニスファンはまずいないだろう。ものすごいものを見てしまった。きっと見た人の記憶に焼きついてしまいずっと離れない、いい意味でのトラウママッチなのは確かだ。  あれだけ凄まじい内容の試合にも関わらず、勝ったシャラポワはケロッとしていていつもと変わらない笑顔だった。もちろん負けたレシツキも、内心はものスゴーくがっかりだろうがすっきりとした表情をしていた。でも、こんなにストレンジで痺れる試合をテレビで放送しないなんて、この国のテレビは・・・。言いたいことはわかるだろう。そういう事だ。
テニス全般 | 投稿者 オッドマン1号 14:12 | コメント(0)| トラックバック(0)