2013年03月20日
WBCに見るスポーツ報道のあり方
今回は野球について書く。これまで侮蔑の意味を込めて「マイナー球技」とワタシは呼んできたが、それもいちいちめんどくさくなったので普通の呼び方にする。ただ個人的にはこのスポーツが今でも大嫌いだし、この地球上から消えて無くなって欲しいと思っているのは変わらない。念の為。
WBCの準決勝で日本代表が負けたおかげで決勝は地上波では放送されなかった。Jスポーツのライブを見ながら思ったのは日本の地上波テレビのひん曲がってどうにも直しようも無い位ダメなスポーツ報道の姿勢だろう。「真の野球世界一決定戦」で我らの日本代表が3連覇するであろうという自分達の目算が外れただけで、この大会の勝者いや大会自体すらどうでもよくなった。国際大会では日本人のチーム(や選手)が優勝するという結果しか求めていないのだ。彼らにとってのスポーツとは、勝つ事で己のエゴや欲望を満たそうとする行為でしかない。それだけがスポーツの面白さだと決めつけて、自分達の間違った正当性を通そうとする地上波テレビなんてこれからも悪くなる一方だ。扱いづらいという勝手な理由でテニスを一斉に締め出した連中にマトモなスポーツ報道など出来るはずも無い。戦争も極端な飢餓の話も聞かない平和で素晴らしい国なのに、ことスポーツの扱いに関して最低なのは、みんな思慮のかけらもないクソテレビ(あえてそう表現する)のせいだ。
やはりスポーツは専門チャンネルで見た方が断然いい。地上波のようにスポーツの素晴らしさまでないがしろにはしないからだ。レベルの低い地上波テレビのスポーツ中継を見て、勝つ事だけに執着するのがスポーツの面白さだと誤解した人が大勢いたら迷惑も甚だしい。この国でのメジャー化からは遠ざかるが、テニスが専門チャンネルに移行したのはある意味幸運だったかも知れない。自らの志の低さでダメになった地上波に、テニスは全然似つかわしくないのだから。