2013年02月23日
マイナー球技侵食の恐怖
「デジタルテレビガイド」を発売日に早速買って来た。勿論エアチェックの為だが、ワタシが大っキライなあのマイナー球技が(頼みもしないのに)大増殖していて花粉症よりもウザったい。花粉ならいくらでも対策があるが、テレビによる悪質な洗脳にはそれがない。せいぜいテレビを見ないぐらいだ。「サイレント・キラー」と呼ばれる恐ろしい糖尿病の様にジワジワと私たちを蝕んでゆくのに、大抵の人は気づかないままである。肥大化して腐ったこの国のテレビを信用せず、いつも疑いの目(リテラシー)を忘れないのが重要になる。好きな番組は〇(まる)で囲み、見る必要もない番組には当然大きくバツを付けておく。3月はどうもバツばかりだ。
こうしてタダテレビの1ヶ月分をざっと見てみると、マイナー球技以外のスポーツのなんとも脆弱な放送が目立つ。ライブで見られるのはサッカー(最終予選、J1など)、マラソン(びわ湖、名古屋)、大相撲ぐらいで、国内ゴルフやフィギュアスケート(世界選手権)は例のごとく録画だ。ここにテニスのインディアンウェルズやマイアミの決勝が入っていればまだ1流国と言えなくもないのだが、それは今更望んでもムダな話だ。
いったん根づいた既成事実を覆すのは難しい。何十年にも渡ってこの国のタダテレビが続けてきた(間違ったイメージの)刷り込みのおかげで、あのどマイナー球技があろうことかメジャー球技にすり替わったのだから。いつ、いかなる時も長いものに巻かれてはいけないのだ。
さて、どうしたものか。必要な番組は録画して後で見ればいいが、見るだけで間違いなく百害ありの(インフルエンザみたいな)スポーツだらけなのだ。五輪には到底復帰できそうもない、こんなマイナー球技に固執する理由が分からない。個人的には、とりあえずこの国の侍なんとかがあのマヌケな世界大会のアーリ-ラウンドで惨めに敗退するのを願うしかないようだ。
2013年02月23日
スポーツ番組のエアチェックは事前の準備が大事
スポーツ中継を録画するのに欠かせないのが番組表である。生中継は最低限、試合開始時刻と(大体の)終了時刻を事前に把握しておかなくてはならない。最大延長の時刻もだ。(特にNHKは)延長時にサブチャンネルに移行するか、あるいはBSから地上波へリレーする場合もあり、最も難しいエアチェックとも言える。そんなのは優秀なレコーダーが全てやってくれると思ったら大間違いだ。以前にGAORAのテニス番組(ライブ)を番組表予約したら、延長分は録画されなかった。なぜだか分かるだろうか。答えは、GAORA側が番組表を書き換えなかったからだ。普通なら予約録画終了時刻になる前に時間枠が延びて次の番組が差し代わり録画が延長されるのだが、これが行われずに録画は終了したのだ。後でGAORAに聞いたら、番組表を書き換える人が居ない為だと言われたが、それじゃこれからも同じ事態が起こる可能性があるという事だろう。これを避けるには昔ながらの時間指定(何時から何時までの)で録画するしかない。ライブ録画は1回限りのリスキーなイベントである。機械まかせの人為的なミスは許されないのだ。
海外のスポーツ中継の場合、ネットで現地のテレビ番組表を見ておくと大変便利だ。米国版テレビガイドによると、今週の世界ゴルフ選手権の決勝ラウンド(土)と(日)はNBCが放送を担当(制作はザ・ゴルフチャンネル)し、放送時間は午後2時から6時まで(東部時間)となっている。日本時間では午前4時から8時までなので、NHK(BS)が前半の2時間をフォローしていないのがよく分かる。この国のタダテレビが得意なディレイ(時間差の録画)放送を見抜くのにも使えるし、更にスポーツ中継が楽しめるようになるはずだ。
2013年02月17日
退屈なラジオにもっとスポーツ中継を
ネットラジオで英サッカーFA杯の5回戦「ブラックバーン対アーセナル」のライブ中継を聞いた。なかなか点になりにくいサッカーなら英語の理解度が低いワタシでも対戦チームとスコアぐらいは分かる。アウェイのブラックバーンが1-0でアーセナルを下してスタジアムは大ブーイングに包まれたが、この国でフォローしていない試合がたとえラジオでも聞けるのは嬉しい。やはりサッカーが盛んな国だけに、テレビはもちろんラジオ中継も充実している。ただ、ゴールが決まると実況や解説者が急に大声になるのは世界共通らしい。
この国のJリーグ中継はテレビでは(有料で)全試合を見られるが、ラジオはまだまだだ。AMはニッポン放送、FMはナック5が放送しているが当然全節というわけではなく、試合数が少なすぎる。リーグ期間中は毎節フォローして面白みが出るのにもったいない。もうとっくにJリーグ専門(スポーツ専門でもいい)のラジオ放送局があってしかるべきなのに、未だに実現していない。この国のラジオでまともに扱われているのはあのマイナー球技と大相撲ぐらいだ。もっと他のスポーツ中継が欲しい。もうそれくらいしか低迷するラジオの聴取率を上げる手立ては無いと思う。
今晩も23時からFA杯「マンC対リーズ」の試合があるようだ。仕事や他の事をやっていても(ながら聞き)できるラジオの影響力は極めて大きい。この国でサッカーが(本当の意味での)メジャースポーツになるには、ラジオで毎節欠かさずに生中継されるようになってからだと思う。どうにも過小評価されているラジオというメディアが実は、メジャーかマイナーかを決める1つの重要なバロメーターなのだ。
2013年02月14日
腐ったオリンピック2
レスリングがオリンピックの正式種目から外されそうだと大騒ぎしているが、ワタシは全然驚かない。腐ったオリンピック(というかIOC)には必要とされる理由がないからだ。彼らが求めるのは金になり(放映権が多くの国で売れる)、有名スター選手がたくさんいて(話題になる)、なおかつ見栄えのする競技だけだ。床に何分間も這いつくばっている地味な競技など全く問題外である。昔からの伝統があるかないかなどは一切関係がなく、体操が落選リストに入らないのは(アクロバティックな技の数々が)見栄えがするからの一点だけだ。現在のIOCの目標は五輪の脱アマチュア化に違いない。アマチュアの為に始めた五輪も金にならない事が分かると、急速に商業主義に染まっていった。テレビ受けしない競技、地味で人気のない競技、プロ化していない競技はこれからもどんどん切り捨てられる。まず、お金になるかどうかが判断基準なのだからそれも当然と言えるだろう。わざわざ五輪に入れる必要もないゴルフを正式競技にしたのも、タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンなどのビッグネームにアメリカ代表の名目で出場してもらい、イヤと言うほど放映権を売って大儲けする魂胆なのだ。こんな五輪に本当の権威などあるはずもない。そんなものはとっくの昔に捨てたのである。
オリンピックが人気イベントになったのは、米ソ冷戦時代に東側と西側の選手の直接対決が見られる唯一の場だったからだ。やりたくてもできない核戦争の代わりにスポーツ戦争をそれこそ超真剣にやっていたのだ。しかし、そんな東西緊張も過去のものになり五輪自体の存続も危うくなった。人気を保つのに企業スポンサーとプロ選手の手を借りなければやっていけないのなら、もう五輪は元どおりにはならない。沢山の選手がそれぞれの理由で金メダルを追い求めるが、それは「きん」ではなくまさに「カネ」メダルである。スポーツ選手としての頂点を極めた記しとして貰うに値するものではなくなったと個人的には思う。もはや大昔の理想からかけ離れ、金儲けの為だけにある「不名誉な大会」をこの先いつまで続けるのだろうか。
2013年02月06日
「恐怖の大王」がやって来る!
3月に気になるイベントがある。例の「真のマイナー球技世界一決定戦」の事だ。アメリカの大リーグが(海外向けの放映権セール拡大の目的で)始めたエキシビションの国際大会だが、世界一決定戦を真に受けたどこかの国ではやたら熱心だ。しかし、そこで行われるのはその国のメディアを挙げてのスポーツ洗脳である。地上波テレビはもちろんBS(JSPORTS)や、ラジオ、新聞などで試合の中継や結果が逐一フォローされ、うんざりするほど垂れ流されるだろう。オリンピックにもなく、プロリーグがあるのがたった8カ国の球技をここまで押しつける目的は単純明快で、カビだらけでもはや過去のものになりつつあるマイナー球技を名目だけでも人気ナンバー1のスポーツにしておく為だ。彼らにとって日本人が活躍できる団体球技だけが取り上げるのに値するスポーツなのだから。団体のスポーツばかり重視したがるのは、個人だけの功績をなかなか認めないその国の昔からの気風で、同じ目的の為に皆が努力するスポーツの方が感情移入させやすいからだと推測できる。「〇〇を元気にする」とかご立派な大義名分が並ぶだろうが、要は自分達が認める都合のいいスポーツだけを既成事実にしようとする、全くもって迷惑な行為に他ならない。子供の頃からこういった洗脳を受け続けてしまえば、どマイナー球技である事さえ全く疑わないだろう。事実そういった人が多いのが恐ろしい。
好きなスポーツを選ぶ際にも、メディア側の身勝手なコントロールを受けているのを意識しないといけない。彼らは嘘の捏造が得意だからだ。上手く洗脳を避けるにはまずこの大会を無視する事だ。サッカーやテニスなどのメジャースポーツを見ればいい。ワタシにはマイナー球技を見る習慣は元々ないので大丈夫だが、貴方はどうだろうか?1ヶ月にも及ぶ国挙げての理不尽な洗脳に耐えられる事を心から願うばかりだ。