2012年07月23日
ニュー・ラジオ・デイズ
日曜の晩はAMラジオがいい。TBSの「スローリビング」や文化放送の「天たま」は欠かさず聴いている。ラジオを全く聴かない人も今は多いらしいが、勿体無い話だと個人的には思っている。ラジオは年寄り向けの時代遅れのメディアと見くびってはいけない。その影響力は現在でも相当なものだ。どんなに安いラジオでもNHKの2波とキー局(TBS、文化、ニッポン)の3波ぐらいは入るし、何よりタダである。電源もポケットラジオなら乾電池数本だけで済む。それでも新聞などの活字メディアよりずっと情報量は多い。デジタルの「ラジコ」や「らじるらじる」ならパソコンやスマホでも聴けて音質も抜群である。
もちろん放送である以上、その特性を最も活かせるのは生放送(特にスポーツ)なのは変わらない。今度のオリンピックも要チェックの競技はレコーダーで予約しておいて、ラジオで聴いてみるのも面白い。競技は限られるが他のことをしながら、あるいは寝ながらでも五輪がライブで楽しめるのだからコストパフォーマンスも高く、それでいてたいへん便利なメディアではないか。普段のラジオが過小評価されるのは、古臭いどマイナー球技ばかりでJリーグなどの他のスポーツ中継が少なすぎるからだ。
ラジオでスポーツ中継が沢山あるのは正月休みとオリンピックの時だけなのが惜しい。タダのスポーツ専門のラジオ局ができないだろうか。サッカーの英プレミアリーグのライブ中継やテニスの4大大会の速報を流す局があってもいいだろう。そうした局が未だに無いのがスポーツ中継は二流国の表れなのだ。余談だが、日本製ラジオのデザインが気に入らない時は中国や台湾製の輸入業者のサイトを探すといい。すこし値は張るが性能、デザイン共に文句なしのものがいっぱいある。今のラジオはチープな物ばかり、とは限らないのだ。