2013年08月31日
ネットで楽しむ全米OP
WOWOWもGAORAも自分の意志で見ない(単にカネがない)、ひねくれテニスファンC・Tはまたしても「ユーロ・スポーツ」ほかのストリーム中継と「USオープン・ラジオ」のお世話になっている。初めて聞いた「全米OP」のラジオ放送は(ハードコート特有の)音の臨場感があって時間差もさほど気にならず、なかなかいい感じだ。自分の追い求める(理想の)テニス中継が今のところ日本のテレビではなく、ネットにしかない事を分かっているのでそれでいい。本来、自分の好きなものや欲しいものには誰もが正直で、普通は妥協しないものだ。
どうでもいいスポーツばかりのテレビは、高画質でも見る価値がない。テニスはネットで見て聞いて楽しむ、のが定着しそうだ。たとえこの国では「裏メジャースポーツ」でも、その影響力は今なお絶大なのだから。
2013年08月30日
全米OPでの「ロング・グッドバイ」
ブレイクが引退した。現役最後の大会を全米OPにしたいと思うのは、アメリカの選手なら当然だろう。プロテニスプレイヤーとしてのピリオドを打つのに、これ以上の場所はない。どんな選手にもいずれこの日は来るのだが、それが分かっていても感傷的な気分になる。C・Tには彼が4大大会の優勝争いに絡めなかった分印象が薄いが、14年間のキャリアはかけがえのない財産だ。まだ先の話だが、「ESPN2」や「ザ・テニスチャンネル」の中継でマイクを持ったジェイムズを、また見かけるようになるのだろうか。
遂に全米OPにも変革の波が(ようやく)到来した。「アーサー・アッシュ・スタジアム」に屋根を付け、悪名高い「スーパー・サタデイ」も止めるらしい。これまでの悪い習慣をフィードバックするのに随分と時間がかかってしまったが、それでこそ「世界最大のテニスイベント」に相応しい。確か2003年のQFで、杉山がスキアボーネに再三の雨による中断で負けたのも、これで笑い話になるのかな?
2013年08月25日
帰ってきた?東レPPO
「デジタルテレビガイド10月号」によると、今年の東レPPOはTBS系列(地上波とBS)で放送予定らしい。遂にGAORAにも見捨てられたかという気がしなくもないが、とりあえず全国的にタダで9月22日から連日放送(当然ながら1時間枠の録画ハイライト)は好意的に受け止めたい。これがきっかけになって、もっとBSでのテニス中継の頻度が増えてゆけばいい。危機的状況にあるテニスの認知度を上げる点で、タダテレビは1番効果的だ。まあ、録画ハイライトでどの程度楽しめるかは疑問だが、それでも放送が全くないよりはずっとマシだ。テニスファン以外の人達にも、メジャーなセリーナやシャラポワ以外の選手名を覚えてもらい、来年は会場に行ってみたい、と思わせれば十分だろう。
以前にも書いたが、BSは地上波よりも番組編成がしやすい。GSのテニス中継(ライブ)だって、おかしな偏見を捨てればまた復活できる。テニスが持つ無限のポテンシャルを信じよう。
2013年08月18日
ルーフ推進計画イン全米
今年のハードコートシーズンはさほど雨にたたられずに順調だが、一度降れば大勢のテニスファンや選手、関係者が困るのはハッキリしている。USTAも下らない意地をいつまで張り続けるのだろうか。GSで1番雨対策が遅れた大会と周りから批判されなければ、事に着手しないつもりなのか。選手の賞金アップも結構だが、1番の問題を先送りにしても何もいい事はない。もしオバマ大統領がテニスファンだったら、すぐにこの件は解決するはずだ。「いいか、私の任期中に必ず屋根を付けろ。今から最優先で取りかかれ。遅れることは許さん。無事完成したら、男子決勝をじきじきに見に行ってやる。」(あくまでC・Tの想像です)非公式にでもUSTAにこう伝えれば、きっと瞬く間に屋根は完成するだろう。全米OPをウインブルドンに負けない位のステイタスな大会にするにはそれしかないと思うのだが。
同じ失敗を何度も繰り返すのは、自らの誤った姿勢を省みないからだ。ファン優先の視点を持たない限り、全米中のハードコートに屋根が付くことはこの先も無いだろう。この国の光回線の値段がいつまでも安くならないのと同じで、要するに企業努力が足りないという事だ。
2013年08月15日
失われたアメリカン・ドリーム
「アメリカ男子でトップ20入りの選手ゼロ」のニュースは、アガシやサンプラスの試合をリアルタイムで見てきたC・Tにもショックだった。90年代から00年代前半にかけてあれ程強かったアメリカ勢も、現在ではその面影もないくらい低迷してしまった。女子のトップに君臨するセリーナとは余りにも好対照過ぎる。ロディックに続くアメリカ伝統の長身ビッグサーバー、イズナーやクエリーはいい選手ではあるが、4大タイトルにすぐ手が届くレベルではない。やはり、かつてのマッケンローやコナーズ、アガシ、サンプラスといった絶対王者たりえるスーパースターをアメリカは必要としている。いや、男子テニス界が切望しているという方が正しい。アメリカ勢とヨーロッパ勢のパワーバランスが拮抗した時に、非常に面白い状況になるのだから。
もうすぐ開幕の全米OPには新しい屋根も、アメリカン・ヒーローも期待薄だ。ここはまたフェデラーに劇的な復活優勝を期待したいが、それは現実を直視できないC・Tのはかない夢なのかねえ。あのグラフやサンプラスだって、それを成し遂げてからリタイアしたんだけどなー。
2013年08月09日
なんで今頃「ザ・フォッグ」
日本から遙かに遠いカナダの地で、錦織がフルセットで負け、逆にフルセットで勝ったジョコビッチが喜びのダンスを披露した同じ頃、我が家に映画「ザ・フォッグ」のBD(ブルーレイ・ディスク)ソフトが届いた。もちろん米国からの輸入盤だ。ほぼ同じ内容のDVDは持っていても、やはり買いたくなるのはファン心理で仕方ない。これで欲しかったジョン・カーペンター監督作品の6タイトル「要塞警察」(76年)、「ハロウィン」(78年)、「ザ・フォッグ」(80年)、「ニューヨーク1997」(81年)、「スターマン」(84年)、「ゼイリブ」(88年)は揃った。あと残る「遊星からの物体X」(82年)は、新しい(2Kか4K)テレシネになってから買えばいいのだ。
別にアマゾンの回し者ではないが、この「ザ・フォッグ」のメリットは特典の多さだろう。内容にはあえて触れないが、たいへんお買い得と言っていい。値段も4千円ぐらいだから、日本盤が出るまでのつなぎとしてもお勧めだ。(と言っても、多分アラフォー世代にしか通じないか・・・。)
2013年08月09日
KYくんのひみつ日記
9月1日 はれ
きょうはとてもいいことがありました。Hくんのおにいさんから、あの「まほうのちゅーなー」をもらったのです。しんがたちゅーなーをかったので、いらなくなったまえのかたをぼくにプレゼントしてくれました。とてもうれしかったです。お母さんも「お金がかからないならいいわ」とさんせいしてくれました。あさって、あんてなこうじのひとがくるそうです。わくわく。
9月3日 くもり
ごごにこうじがおわったので、さっそくワウワウをみました。テニスはやってなかったけど、がめんはとてもきれいでした。かいしゃからかえったお父さんも「おお、すごいなー。こんど、ごるふねっとわーくみせてくれよ。」とよろこんでいました。ろくがするのはくろいはこみたいな「そとづけのれこーだー」ですが、ぼくにはちがいがよくわかりません。とりあえずワウワウとガオラがみられるのでだいまんぞくです。めでたし、めでたし。おわり。
このおはなしはフィクションです。
2013年08月08日
R・D・S(絶滅危惧スポーツ)
このところ猛暑日が続くので、チープな氷アイスを大量に買いこんだ。近所のスーパーで1コ50円なのが嬉しい。やはりこの時期は売れ筋なのか、すぐに在庫が減ってゆく。いつの時代でも人々が求めるのは、まず安価で沢山買えるものなのは揺るがない事実だ。
ストリームでロジャーズ杯の「ウォズニアッキ対シルステア」戦を見たが、フルセットまでもつれた熱戦はなかなか面白かった。男尊女卑で融通の利かぬ専門店(GAORA)よりよっぽど役に立つ。(社会的な)違法うんぬんを言う前に、その有意義さをもっと認めるべきだ。仮にこのストリーム中継が見られなくなったらC・Tもテニスファンを止めるしかない。それはこの国で、無料のテニス中継がほぼ淘汰される事を意味する。絶対に、そういう事態にしてはならない。今や邪道ストリームこそが唯一の生命線なのだ。
飲食店や銀行の待ち時間で何気なく見るテレビの映像が、野球やサッカーではなくテニスであって欲しい、といつも思う。「セーブテニス!、エリミネートベースボール!」(テニスを守れ!、野球は消えろ!)のキャンペーンは今後も続きそうだ。
2013年08月04日
テニス中継をする資格
またGAORAがやった。もう常習犯だから驚きもしないが、万引きよりもタチが悪い。テニス中継を途中でやめて、ローカル珍球技の中継に切り替えたのだ。同じ過ちを再三繰り返すGAORAに、テニス中継をする資格はない。たとえ放映権を買ったにしても、テニスをぞんざいに扱う有料チャンネルなんてもっての外だ。テニスの素晴らしさ、面白さが伝わらない不完全な中継は、無意味どころか迷惑でしかない。せっかくお金を払っても満足するほどテニスを楽しめない、こんなバカな事が起こるのも、みんなこの国のタダテレビが作った間違った常識を信じ込んでいるせいだ。
正直、GAORAにはもう1チャンネル必要だ。テニス専門の「GAORA2」を作れば、新たな問題は起こらない。それがテニスファンへの唯一の謝罪になるはずだ。
2013年08月03日
テニスとGAORAと覚悟
GAORAが当初予定していた「ATPシティ・オープン決勝」(ライブ)を「インディ・カー中継」(ライブ)に差し替えるらしい。これでは「夏のテニス祭り」が全くやる気のない、かけ声だけの空しいキャンペーンだと自ら認めたようなものだ。大体「テニス祭り」というからには当然テニスファンに向けた企画のはずで、期間中はテニスを最優先で扱い、その他のスポーツはサブ扱いが当たり前だろう。それすらも出来ないのなら、無意味なキャンペーンなどしない方がいい。
今日までGAORAが、スポーツ専門チャンネルの体裁を保ちながらどうにかやってこれたのは、みんなテニス(中継)のおかげなのに、それも理解していない。こんな魅力薄のペイチャンネルに加入したいと思うテニスファンが本当にいるのか疑わしい。C・Tも当分の間はネットでガマンするしかないようだ。
GAORAがこれまでどおりの野球を最優先する姿勢を変えない限り、今後もテニスファンから(本質的に)支持される事はないだろう。もちろんテニス(中継)での金儲けは到底無理だ。悪循環を根本から変えるのに必要なのは、テニスとこの国でのタブーに本気で向き合う覚悟だけだ。
2013年08月01日
危うし!夏のテニス祭り
GAORAの「夏のテニス祭り」は実質的には8月4日から11日までの8日間だが、とても大変な週に当たってしまった。やはり呪われたアンチテニスの国での普及活動は、目に見えない困難や障害が当然のごとく付きまとうらしい。
まずは4日(日)に「世界ゴルフ選手権(3日目)」と「全英リコー女子OP(最終日)」がある。初日から「夏のゴルフ祭り」になっては困る。週の後半8日(木)には、(個人的にはどうでもいい)「高校野球」が開幕する。(地上波、BS、AMラジオ)が一丸となっての3波集中攻撃(1日約10時間)にどこまで耐えられるか。続く9日(金)にはメジャー大会の「全米プロゴルフ選手権」が始まり、そして翌10日(土)開幕の世界陸上は、いきなり「女子マラソン」からだ。
まるでテニスのキャンペーン妨害の為に設えたようなラインナップだ。こうも時期が重なると、偶然でも悪意を感じてしまう。これだけのテニス包囲網をかいくぐり、はたして「夏のテニス祭り」は成功するのか、GAORAの健闘を期待しよう。