2012年06月06日
繰り返される過ち
今回はテニス以外のスポーツについて書く。
以前にこんなマヌケなゴルフ中継を見た。選手がコース内を歩いているのにドライバーショットの音がする。日本人選手がインタビューに答えているのにウオーと大歓声があがる。マスターズの中継を副音声で聞いていたのだが、映像と音声がずれているのがハッキリ分かるのに最後までそのままだった。その事を後で指摘すると翌年から副音声は無くなっていた。もう1つマスターズがらみで、予選ラウンドで雨が降ると最終日は1時間繰り上げてラウンドがスタートするのに、TBSはいつまでたっても例年どおりの時間に録画放送するのだ。フロント9からの放送が始まった2002年、2004年、2006年も同じだった。もう次の年からはバカバカしいので見るのをやめた。
どうやら日本人はスポーツ中継が下手らしい。いつもそんな場面を見てしまうのは、地上波=ベイシックなテレビ(どんなひとでも楽しめるように配慮する。)が誤解されてしまったからだと気づいた。1番目立つのがリプレイ、ハイライトの繰り返しで、たかが2時間のゴルフ中継内でうんざりするほどある。フィギュアスケートのショートプログラムや(スポーツとは全く関係ないが)映画のCM明けにも頻繁に見られるが、途中から見始めたひとに配慮する必要はないだろう。地上波のスポーツ中継がダメダメなのは一様にビギナーにもわかるようにするからで、これをやめればいいのだがなかなかそうはいかない。しかしこれではまともなスポーツ中継など期待する方がバカらしい。スポーツ中継を見ればその国のテレビのレベルが判ると言ったら言い過ぎだろうか。