2013年08月15日
失われたアメリカン・ドリーム
「アメリカ男子でトップ20入りの選手ゼロ」のニュースは、アガシやサンプラスの試合をリアルタイムで見てきたC・Tにもショックだった。90年代から00年代前半にかけてあれ程強かったアメリカ勢も、現在ではその面影もないくらい低迷してしまった。女子のトップに君臨するセリーナとは余りにも好対照過ぎる。ロディックに続くアメリカ伝統の長身ビッグサーバー、イズナーやクエリーはいい選手ではあるが、4大タイトルにすぐ手が届くレベルではない。やはり、かつてのマッケンローやコナーズ、アガシ、サンプラスといった絶対王者たりえるスーパースターをアメリカは必要としている。いや、男子テニス界が切望しているという方が正しい。アメリカ勢とヨーロッパ勢のパワーバランスが拮抗した時に、非常に面白い状況になるのだから。
もうすぐ開幕の全米OPには新しい屋根も、アメリカン・ヒーローも期待薄だ。ここはまたフェデラーに劇的な復活優勝を期待したいが、それは現実を直視できないC・Tのはかない夢なのかねえ。あのグラフやサンプラスだって、それを成し遂げてからリタイアしたんだけどなー。
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