2012年08月14日
もうひとつの選択
ロンドンオリンピックが終わった途端、またつまらない日常に引き戻される。いつも通りのガラパゴスどマイナー球技のオンパレードである。(この連日の猛暑の中で、選手はよく熱中症にならないものだ。)4年に1度のスポーツ展覧会では日本のテレビの貧しいスポーツ観を変えるには至らない。たとえメダルを獲得して脚光を浴びても、それは一瞬の出来事の様にすぐに忘れ去られる。4年に1度の条件付きでピックアップされただけで、本質的には何も変わらない。これから先、卓球やバドミントンのテレビ中継が大幅に増える訳でもなく、またメジャー球技扱いされる事もないだろう(推定)。全てはセラビィ(なるようにしかならない)にも思えるが、人間の創った習慣なんていくらでも変えられるはずだ。逆説的だが、頑固なタダテレビに期待するのはやめて、もっとペイチャンネルの内容を充実させてはどうだ。アメリカの「ザ・テニスチャンネル」ぐらいライブが多ければ、テニスファンも納得してお金を払うのに、WOWOWもGAORAも中途半端だから困るのだ。時計一回りのライブを4大大会以外でも見てみたいものである。
タダテレビはやる気なし、ペイチャンネルはケチケチで解決策がないようだが、まだ道はある。BSの「ディーライフ」をご存知だろうか。タダでアメリカのドラマやABCのバラエティー番組を流している。これのテニス版があればいい。小さい大会は録画で、大きな大会のセミとファイナルだけライブで1回やればいい。無理を承知でATPやWTAの偉い人に直接掛け合って、素材(番組)をなるべく安く提供してもらうのだ。この国でテニスがメジャースポーツになる為に、と言えば、向こうも少しは考えてくれるだろう。(個人的な希望だと)正月休みは特別にホップマン杯を毎日ライブで見たい。そう、チャンネル名は「T-LIFE」(ティーライフ)にしよう。現実的にはいろいろ矛盾しているようだが、全てのテニスファンが毎日楽しめるタダの専門チャンネル、それがこの危機的状況のテニス後進国に今すぐ必要なのだ。
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