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天才ゆえの悩み

 ロンドン五輪の男子SF「フェデラー対デルポトロ」戦を見た。長い時間(4時間26分)がかかった割に内容はプアーだった。名勝負に思えた人も少なからず居ただろうが、個人的にはその範疇に入っていない。それもそのはず、フェデラーが再三再四のブレイクチャンスを逃し続けたのがこんなマラソンマッチになった要因だからだろう。彼が大事なポイントを取り切れず、モタモタするようになったのは2008年にナダルに4連敗(モンテカルロ、ハンブルグ、全仏、ウインブルドン)した頃からだ。全仏で何度も、ナダルのゲームをあと1ポイントでブレイクできる所まではいくのだが、結局それが取れずに結果、負けることが続いたのがトラウマになったと考えられる。ヒンギス同様、グランドスラム決勝で負ける事は敗者に深刻なダメージを与える。ナンバー1だったフェデラーも例外ではない。その年の優勝回数は激減し、それまで負けたことのなかったような相手(ステパネクやフィッシュ)にも負ける時があった。このナダルからもらった負の遺産が未だに払拭できないでいるフェデラーを見ると、いかにナダルの存在が大きいかが分かる。彼がいない時にしかメジャータイトルを獲れないのもその表れだろう。  「天才型プレイヤーはフィードバックがあまり上手くない」のが私の定説だ。ヒンギスがカムバックした時も、4大大会でキム・クリスタースに勝てずにそのままフェイドアウトしたし、グランドスラムでフェデラーがナダルに負け続けているのも、そもそもそこに原因があると思う。なまじ他人より上手な為に自分の力だけで何とかなる、と考えるのだ。だから他のプレイヤーの研究をあまり重要視しない。自分がやってきた勝ち方にこだわるあまり、変化を受け入れるのに抵抗がある。根本的にナダルに勝てないのは自分のミスが多いせいなのに、ウィナーの数が多ければ大丈夫だとか、格下の相手には多少時間がかかっても最終的には勝てるだろう、という大ざっぱでケアレスな試合が目立つ。それもこれも、彼が長くナンバー1だったがゆえの悪い癖のようなものだ。だが、ジョコビッチが先シーズンにナダルに連勝できたのはしっかりフィードバックしたからで、決して偶然ではない。地味な選手のスキアボーネやストーサーが強くなったのもフィードバックを重ねたからで、違う結果を出すには詳細なフィードバックが絶対に必要である。  もはや今のフェデラーにとって、ナダルの存在は例外なのかも知れない。しかしナダルに勝つには彼自身がフィードバックを意識しなければダメである。「夏休みの宿題」ならぬ「フェデラーの宿題」を、彼は今年も手をつけずに終わるのだろうか。
テニス全般 | 投稿者 オッドマン1号 17:46 | コメント(0)| トラックバック(0)
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