2012年07月20日
陰謀渦巻くテレビジョン
NHKのロンドン五輪放送予定をホームページで見た。大方の予想どおりテニスに関してはひどい扱いである。まずライブと地上波の放送は全く無いようだ。(男子決勝のみ総合でも放送予定あり)シングルスはBS1で30日に1回戦、8月の1日に2回戦、2日に3回戦、4日に男女準決勝、5日に女子決勝、6日に男子決勝とあるが、いずれも録画のハイライトだろう。錦織ほかの日本勢の活躍があればいくらかは変わる可能性もあるだろうが、ここ2大会と大して変わらないスタンスで、メダルは期待薄なのがありありだ。仮に錦織が決勝に進出してもライブで放送しないのだろうか?そんなテレビ局は即、免許取り消しだ。
(開会式が終わった直後の)28日の1回戦から8月2日のQFまでは19時30分から、3日のSFからは20時からの(正に)ゴールデンタイムに試合があるというのにライブ中継しないNHKには失望の2文字しかない。同じウインブルドンでの大会なのにこの温度差は一体どこから来るのだろう。勿論テニスだけではなく、ハンドボールやバドミントンだってサッカーと同じ様にライブで長時間見てみたい。そう思う人がたくさんいるのだ。便利なマルチ放送はこういう時の為にあるのではないか。民放キー局各チャンネルで1つづつサブチャンネルを増やしても最低5種目余計に放送できる。BSも含めれば10種目だ。出来ないのではなくやらない、やりたくないのが現実、それがこの国のテレビの驚くほど低レベルな限界だろう。
大会の主旨が変わってもオリンピックを見たいのは誰もが同じなのに、競技によって取り上げ方に明確な差があるのはテレビ側の完全な陰謀だ。この状況を絶対に認めてはならない。テニスファンがテニスを見たいのは当然で、この国のテレビが全くもっておかしいのだ。
日本のテレビが役に立たないなら選択はやはりアレしかない。たしかユーロスポーツも五輪中継をやるはずだ。(自分勝手な予想をすれば)フェデラーが金メダリストになる瞬間を見るには不本意だがそれしかなさそうである。