2012年05月30日
変わらないものと変えてゆくもの
全仏が開幕した。WOWOWで第1試合のがらんとしたセンターコートの客席を見ると、ああ例年どおり始まったな、と実感する。しかしこれからの2週間は結果はわかってもそのプロセスは共有できない。何事も試合を見なければ始まらないのはいつもと同じだ。
タダのテレビがフォローしないスポーツが影響力を持たないのは当然で、残念ながらテニスも当てはまる。日本人が活躍できるスポーツしか取り上げないのはテレビ側の勝手な都合だが、見られる人とそうでない人の格差は埋めるべきだ。
そこでブレイクスルーになるのが大相撲でもやっているダイジェスト放送である。WOWOWのナビはたった5分なので役に立たないが、これを1時間枠にするのだ。全豪やウインブルドンには実際にそういった番組がある(もちろん国外のテレビ制作)し、出来ない事はない。どうせダイジェストなんてたいした事はないと思うだろうが、意外にそうでもない。「試合の勝負どころ」が見られれば試合全部を見なくても十分見た気になるのだから。
ものは試しですぐにやってみよう。ただ、この姿勢が1番欠けているのが日本のテレビなんだけど。