2013年07月10日
テニスとテレビ最終章
まさにジレンマという言葉が相応しい。この国におけるテニスとテレビの関係が、である。
世界的人気スポーツのテニスがこの国でそう扱われないのは、(これまで何回も取り上げてきたとおり)テレビ局に100%の原因がある。テニス中継を自ら止めた地上波民放局はもちろん、有料のWOWOWやGAORAにも問題は多い。現在の中途半端なテニス中継ではブームにもならないし、現状を変えることもできない。テニスへの認識を、まず先にテレビ局側から変えなくてはいけないのだ。もし日本のテレビ局に今後もその気がないのなら、本場の外国スポーツ専門局に日本進出してもらうしかないだろう。当然荒療治になるが、それ以外にこの国の理不尽なテニス隔離政策を解き、事態を根本から変える方法はない。「ユーロスポーツ・ジャパン(仮)」とか「ザ・テニス・チャンネル・ジャパン(仮)」の方がよっぽどテニスファンの期待に応えてくれるはずだ。
結論は20年前から出ていた。テニスの面白さ、素晴らしさをワタシに教えてくれたのは、その当時から現在まで全仏の(全豪、全米も)中継を担当している「ユーロスポーツ」であり、(ウインブルドンは「BBC」、全豪なら「ESPN」)それらの素材(番組)をタダで放送してくれた「スタースポーツ」なのだ。欧米かぶれは認めるが、少なくとも何が本質的にベターなのかはよく分かっているつもりだ。たとえ乱暴な結論でも、テニスファンなら理解してくれると思いたい。
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