2013年07月11日
アイスとテニス
このところの暑さは異常なくらいで、アイスや冷たい飲み物は欠かせない。とはいっても慢性的な財政難のため、当然ハーゲンダッツの様なお高いアイスではなく、袋に6個入りのモナカやせいぜい1コ50円~100円のカップアイスになるが、それでいい。アイスでも質より量が問われるのだ。
男子の「メルセデス杯」をストリーミングでちらっと覗いてみた。先日終了した「ウインブルドン」みたいにメジャーな選手がたくさん出場しなくても、立派なATPツアー(250シリーズ)の大会である。もうすぐ北米のハードコートシーズンなのに、クレイコートなのがいささか変な気もするが、出てくれる選手と試合を見たいファンがいれば十分だ。 同時期開催の「名誉の殿堂選手権」やちょっと先の「シティOP」もぜひ(無料の)テレビで見たいのだが、そんな寛容さを持ち合わせるテレビ局はただの1つもない。大きな大会だけスポットでフォローしても、小さな大会は完全無視を決め込むのがこの国の伝統なのだ。これではテニス(やそれ以外の被マイナースポーツ)が定着するわけがない。いいかげん、大会の規模や日本人選手の活躍だけでスポーツを見るのは止めたらどうだ、なんて言ってもムダだろう。そんなつまらない見方しか知らないのだから。
スター選手が勢揃いの豪華な大会もいいが、小さな大会ならではの楽しみ方やドラマもある。もっとテニスが日常的に見られるようにならないだろうか。アイスと同じで、放映権料の高い大会が年1回見られるよりも、少しお手軽な大会が数多く見られた方がお得で幸せな感じがしてしまう。
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