2013年06月16日
リスペクトすべきもの
朝からくだらない大リーグ中継を見るにつけ、こんな球技をベーシックなものと位置づけたがる連中に腹が立つ。お金を払うべきスポーツを著しく間違えているのだ。IOCが切り捨てた球技に熱心な国が何回立候補しても、オリンピックの開催地に選ばれないのは至極当然だろう。
ウインブルドン・シリーズ(いつもどおり勝手に命名)の真っ最中だ。男子の「エイゴン選手権」に「ゲーリー・ウェバーOP」、女子の「エイゴン・クラシック」とユーロ・スポーツなどは大忙しなのに、この国でフォローするテレビ局は(これもいつもの如く)1つもない。テニスファンもテニス自体もどうでもいいからである。フランスやオーストラリアの様に、子供の頃からテニスの面白さ、素晴らしさに触れていればこうはならない。日本人(の選手やチーム)が国際大会で活躍する事だけがスポーツの面白さだと誤解している(哀れなテレビ局の)間違ったスポーツ観がこの国に多大な悪影響を与え続けている。そして、その悪い習慣を変えようとする動きすらない。経済的な閉塞感も一因だろうが、日本人にとってのスポーツはそんなに限定的でつまらないものではないはずだ。
テレビ局が勝手にセレクトした(都合のいい)おすすめスポーツはもうたくさんだ。何をどの程度リスペクトするかは個人の自由だが、一方的な価値観の押し付けは困る。「日本人は世界的に有名なほどのテニス嫌い」なんて思われたら国辱そのものではないか。一部の人間の醜いエゴでそうなっているのなら即刻是正するべきだ。
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