2013年05月11日
レクイエム・フォー・テニス
錦織が(マスターズ1000の)マドリッド大会3回戦で、あのフェデラーにアップセットした。自身2回目の対戦での快挙である。ラジオのニュースで初めてそのことを知ったのだが、普段はテニスの事など見向きもしないこの国のメディアが一斉に取り上げるのだから大したものだ。しかし、ニュースは一時的なものに過ぎず、GAORA以外でその試合を放送したテレビ局は皆無である。錦織がどんな快挙を達成しても試合自体が多くの人の目に触れなければ記憶には残らない。さすがはアンチテニスの国である。(なんとも軽薄で)表面的な扱いでテニスとテニスファンをないがしろにしているのだ。
この国で、もはやテニスは死語かも知れない。この国の状況は史上最悪である。99年にアガシが全仏決勝で起こした2セットダウンからの大逆転のように、テニスはこの国で見事に復活できるのだろうか。
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