2013年01月10日
全豪オープンと大相撲に見る人気スポーツのあり方
もうすぐ開幕なのは(全世界的に)全豪オープンテニスのことなのに、この国ではなぜか大相撲の話だと思われるのがホントに腹立たしい。こんなに情報過多の現代でも、初日しかタダで見られないなんて一体どこが先進国なんだ、と疑いたくなる。かたや大相撲は、と言えば連日午後の3時頃から6時までNHK(総合テレビとラジオ第一)で生放送なのだから、ますます頭にくる。これではペイテレビを見る習慣のない人にテニスが無縁なのも当然で、こんな極端な情報格差を認めるわけにはいかない。オーストラリアと同じように(タダで連日)朝9時から夜の0時頃まで全豪をライブで見れば、テニスの面白さがイヤでも分かると思うのだが、そんな気の利いたテレビ局は今後もこの国には現われないだろう。その昔、ビージーズが歌っていた「トラジディ(悲劇の意味)」そのものである。タダのテレビで見られないスポーツがメジャーになる事はまずない。ヨーロッパで人気のハンドボールやバイアスロン、フットサルなどの競技が本当にこの国で認知されているだろうか。日本人が活躍できなければ一向に陽の目を見ないのは昔から全く変わらないのだ。おかしい、全くもっておかしい話だとは思わないか?タダテレビの意向しだいで人気スポーツかどうかが決まるのは甚だ不本意と言うしかない。もはや、ストリーム中継にしか希望はないのか。アメリカでやっているテニス専門チャンネルなんて夢物語なのだろうか。
テニスファンでいることがレベル(反逆者)の時代なのかも知れないが、まだ諦めるには早すぎる。この国のタダテレビが自らの間違いを認め改心するまでは、絶対に迎合してはならない。(アメリカやヨーロッパのように)テニスが当たり前のスポーツになるまで、この戦いはずっと続くのだ。
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