2013年09月10日
テニスとマンネリと革命児
大した雨も降らずに無事全米OPが終わったが、観客は例年どおり入っていても盛り上がりに欠け、つまらなかった印象しかない。アザレンカは2年連続でセリーナに負け、ナンバー1のジョコビッチも得意のハードコートでナダルに完敗ではお話にならない。ヒール(悪役)が勝っても、後味が悪いだけだ。セリーナもナダルも他を圧倒する強さを見せているが、それがテニス人気に貢献しているとは到底思えない。こう着状態というか目立った動きもなく、新しいスターも生まれない状況はリアルスポーツではよくあるが、あまり長くそれが続くとテニスそのものへの関心が薄れていってしまう。アメリカ男子テニスの不振が象徴しているように、新しい刺激や流れを作るようなニューカマーが待ち望まれていることは確かだ。
今大会でバブリンカが、マレーを倒して準決勝まで進んだのが唯一の朗報だった。ラオニッチや錦織にもぜひ続いて欲しい。今後のプロテニス界が面白くなるかどうかは、ひとえに彼らの頑張り次第なのだから。
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