2013年07月26日
テニスと権利
この国では重大な権利侵害が起きている。そう、「テニス中継をタダで見る権利」だ。見られるのが当たり前の4大大会さえ、ウインブルドンの13日間と他3大会の初日だけ、年にたったの16日しか見られない。それがテニスファンにとってどれだけ苦痛な事か分かるだろうか。もちろんお金を払えばWOWOWやGAORAでそれなりのものは見られるが、それでは権利侵害は残ったままになってしまう。せめて4大大会は準決勝と決勝、年末のWTAとATPのツアーファイナル決勝もタダでオンエア(もちろんライブがいい)するのが最低条件だろう。決して無理な話ではない。少なくとも2003年ぐらいまではこの国でさえそうしていたのだから。TBSやテレビ東京が(自分達の都合で)勝手にテニス中継を止めた時に、何の代替案も用意せずそのまま放置したのが事の発端なのだ。早急に解決を図るべき問題にも関わらず、誰も手をつけようともしないまま時間だけが過ぎ、結局忘れ去られてしまった。一方的に止めたテニス中継の代わりに力を入れたのが「世界卓球」と「全米プロゴルフ選手権」だったのを見ても、この国の民放テレビがろくでもない存在なのがよく分かるだろう。
「テニスファンの為の権利」をもう一度取り戻す必要がある。しかし、それは腐った地上波キー局以外の、独立系BS局で実現させなくてはならない。長年に渡る「テニスの恨み」は恐ろしいぞー。
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