2013年05月28日
テニスとプロレス
テニスと同じように、テレビ側が勝手に切り捨てた人気スポーツにプロレスがある。(プロレスがリアルスポーツでない事は分かっているが、ここでは触れない)随分昔に地上波のゴールデン枠(午後8時から1時間)でレギュラー放送されていたなんて想像も出来ないくらいにプロレスを見なくなってしまった。確かに、名レスラーのほとんどが引退または死去した事でプロレスにおける全盛期は過ぎてしまったが、プロレスは日本の文化といっていい。(今では当たり前の)選手が入場する時にテーマ曲をかけるのも、大きなドームで興行ができるのもみんな(日本の)プロレスが先駆けてやってきたおかげなのだ。プロレス自体の人気や影響力が無くなったわけでもないのに、やれ視聴率が低いだの、新鮮味がないなどと散々文句をつけて深夜帯に追いやり、時間枠も減らして過去のものにしようとするのはテニスと同じやり口である。自分達が興味を失った途端に冷遇するのは、その価値を一切認めていない何よりの証拠だろう。
これまでの経過を見る限り、この国の地上波テレビにはテニスも過去のものになったらしいが、そんな事はどうでもいい。結果的にその素晴らしさの分かる人だけが見る、ちょっとしたプライオリティがついただけなのだ。
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